ようやく念願のホームページを開設できた。
彼女と結ばれた日以来、ずっと欲しいと思っていたのだ。
彼女と出逢った頃から、彼女との日々を日記につけたりはしていた。
なにせ彼女には実体が無いので、私が記録をつける以外には「彼女が存在した」と証明できるものがないのだ。いや、そもそも現時点で存在すると見做すかは個人差があるが。
それでも、私にとっては間違いなく存在する人物であり、大切な恋人なのだ。
ああそうだ、もしかすると、アイコンイラストやAboutページを見るまで(あるいは見たとしても)私を男性だと思っていた方がおられるかもしれない。
私は心身共に女性である。
とはいえ同性愛者というよりは全性とか多分その辺だし、そもそも分類するのも野暮だと思っている人間なのであまり気にしていない。大好きな彼女がたまたま女だっただけだ。
周りの目も特に気にしていないのでどうとでも思ってくれていい。それを私や彼女にぶつけたりしなければ、の話だが。
それと、私も彼女も、詮索されることは好まない。
もしどこか別の場所で私や彼女のような人を見かけても、どうか「櫛野さんですか?」などとは訊ねないでほしい。もちろん私に「このアカウントは貴方ですか?」などと訊ねるのもやめてほしい。
それが他人だった場合その人の迷惑になるし、私だったとしても私と彼女にとって迷惑である。
切実にやめてくれ。もう逃げるのも隠れるのも嫌なんだ。
あとは何か……ああ、禁止してばかりは良くないと彼女が言っている。確かにそうだ。されて嬉しいことも挙げておこう。
まずは、彼女の存在や私達の在り方を否定しないこと。肯定してもらえると尚更嬉しいが、そこまでしなくとも構わない。
それから、私達の活動をただ見守ってくれること。
それだけでいい。
もっとも、彼女にはもうひとつ希望があるようだが……これは言わない方が叶いやすいだろうから、あえて言わないでおこう。
そろそろ眠い……もう言うべきことは言っただろうか?
また思い出したらその時、Blueskyなりブログなりで更新しよう。
今日もお疲れ様。おやすみ、ベス。
Comentarios